この記事は「Trick-taking games Advent Calendar 2021」の3日目の記事になります。
今年「トルフ」いうトランプゲームを知ったのは秋山さんの「トランプ勉強会」のレポートで高評価であったことがきっかけでした。一緒にプレイされた草場さんも同じ頃にmixiで「トルフ」についてコメントされておりどんなゲームなのかと興味を持ったところでした。
www.unjyou.com
「トルフ」はインドネシアのゲームで伝統的なルールは「トランプゲーム大全」(ゲームファーム)に記載がありネットではやういちさんも紹介されています。
yau-ichi.hatenablog.com
「トルフ」の4人用でのルールの概略ですが使うカードは52枚で13枚ずつのディール。その後に配られたカードの中から1枚を選んで一斉ビッドを行います。ビッドでのカードの値はAが1、2-10は数字通り、JQKは0扱いとなり4人の合計値が14以上の場合には「マイン・アタス」と呼ばれるトリックをたくさん取ったほうが良いゲーム、12以下の場合には「マイン・ババ」と呼ばれるできるだけトリックを取らないゲームを行います。合計値がちょうど13の場合には伝統的なルールとは異なりますが最高値のカードを出したプレイヤーがどちらのゲームにするかを決めてビッドの数は変えないでプレイするのが良いかと思います。最高値のカードのスートが切り札スートとなりそれを出したプレイヤーからプレイを始めます。
プレイはマストフォローで切り札ありカードランク順はAKQJ10‥2でオーソドックスですが通常と異なる点が2つあります。ひとつは切り札のリードは切り札でのラフが発生するまではできない点と切り札をプレイする時にはすべて裏向きでプレイしてそのトリックのカードが出そろったところで表向きにして勝負となるところです。このルールにより切り札を出すときに悩みどころが多くなります。
13トリック終了後採点してオーバートリックは1トリックあたり2点、アンダートリックは1トリックあたり-1点、ジャストメイクは伝統的なルールでは0点ですが、メイクに頑張ったということで+1点のほうがいいかと思います。こちらのルールでもぜひ遊んでみてください。
すこし話がかわりまして
「トルフ」に関連して、最近このゲームがリメイクされることが話題になっていました。
gokurakism.com
数寄ゲームズは来年初頭に「乗り間違い」を発売します。トリックを取るべきか取らざるべきかがディールが進むに連れて明らかになるというユニークなルールのトリテです。出版社はすでになく、作者音信不通という状況で、再販が絶望視されたタイトルではありましたが、ようやく完成まで漕ぎ着けました。 pic.twitter.com/3jPlOaBDXd
— ホリケン/円卓P@GM秋「ス08」 (@horiken0) 2021年11月16日
「乗り間違い」の源流と勝手に思っている「トルフ」は通常のトランプで遊べますがお勧めです!https://t.co/3iWxd7nWLN
— Shun. (@vzb10150) 2021年8月15日
shun.さんのご指摘のように確かに似ている感じなので「乗り間違い」のリメイク品を購入前に「トルフ」で遊んでみるのもいいかもしれませんね。ではまたー