くぼたやブログ@はてな

旧くぼたや日記(はてなD終了のため移転)+盛岡思考遊戯倶楽部のブログ

「トリックスター」の紹介

Trick-taking games Advent Calendar 2020」の9日目のエントリーです。

TKDHRさん翻訳してくれた↓の中よりまず目についたのがあの「99」の作者でもあるデヴィッド・パーレット氏の作った「トリックスター」です。ここには2人用~4人用までのルールが記載されていますが4人用個人戦で遊んでみました。

大まかな「トリックスター」の4人用個人戦ルールはまずカードを13枚ずつ配りそのうち3枚で「99」同様にスートによる獲得トリック数のビッドを行い(裏からスートが分かるので常にデクレアw状態です)、残りのカードで10トリックのカードプレイを行いそのトリック数を達成するとボーナスポイントが得られるというゲームです。カードプレイのルールはノートランプのマストフォローというのは普通ですがトリックの勝利条件が少し変わっていてフォローできないカードもディスカードにはならずランクの強弱のみを比較してランクが高ければトリックに勝つことができます。このルールと使用するカードデッキの特徴である裏からどのスートを持っているのかが判るという情報により既にAの出ているスートのKが必ずしも勝つことができなかったり、通常のトリックテイキングゲームのトリックに勝つときに使うエスタブリッシュ(※)のテクニックが使えずなんともいえないままならなさの面白さを醸しだしています。「99」のカードセレクトと勝利トリック数のジレンマはもちろん健在で「99」が好きな人が4人揃ったときにはぜひプレイしてもらいたいゲームですね。

(※)エスタブリッシュ‥自分がたくさん持っているスートのカードをどんどんリードして自分だけがそのスートを持っている状態にしてトリックに勝てるようにすること。


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