スカート・ディスクの紹介
(この文章はTrick-taking games Advent Calendar 2019の3日目の記事として書かれたものです)
初出ではないのですが、3人トランプゲームの「スカート」をプレイするときにビッドをする手順がわかりやすくなる便利ツール「スカート・ディスク(以下ディスク)」を紹介します。
「スカート」とは3人でプレイするドイツのトランプゲームです。3人のトランプゲームでは抜群におもしろいと思います。
ただしルールが複雑なのでプレイのハードルはたいへん高いのですが、このディスクを使うとあーら不思議、ビッドの手順がわかりやすくなります。
難点はこのディスクが便利すぎて使い慣れてしまうとビッドの手順のルールが全然覚えられずこのディスクなしてはプレイが出来なくなってしまうことですねw
- スカート・ディスクの使い方
- このディスクの他にマーカーとなる駒(ポーン駒、ミープル駒等)を1個用意します。
- ディスクを置く向きは「R(Dealer)」と書かれた側をディーラーの座っている方向に向けて置きます。
- マーカー駒は「M」の下にある「18」の位置に置きます。
- ディーラーがカードを配ったらビッドを開始します。
- まずディスク上に①の⇒(矢印)で示された向きに「M(ミドルハンド)」が「F(フォアハンド)」に対し「18」よりビッドをするかパスをします。
- ミドルハンドが数字をビッドしてフォアハンドがそれを受ける場合は「はい(YES)」と言いミドルハンドはマーカー駒を移動させながら順に数字を競り上げてどちらかがパスするまで続けます。
- ①のビッドで最初にパスをしなかったほうは①のビッドの勝者となり次に②の⇒で「R(リアハンド)」よりビッドの挑戦を受けます。
- リアハンドは最初Mがパスしていれば「18」から、既に数字がビッドされていればその数字の次の数字よりビッドをします。ビッドできないときはパスをします。
- ①でのビッドの勝者はリアハンドよりのビッドを受けるなら「「はい(YES)」と言いリアハンドはマーカー駒を移動させながら順に数字を競り上げてどちらかがパスするまで続けます。
- こうして、②のビッドで最初にパスしなかったほうがビッドに勝ちそのディールのソロイストとなります。
- ね。かんたんでしょう?
- その他工夫してある点
- 誰がディーラーかがすぐにわかるように「R」に「Dealer」と書いてある。
- 誰がオープニングリーダーかがすぐにわかるように「F」に「OL」と書いてある。
- ビッド可能な数字がディスクの縁にそって配置してありマーカー駒を移動することによりビッドができる。
- ビッドの数字の「23」「35」「46」「59」を□(四角)で囲みヌルビッドができるポイントをわかりやすくしてある。
- 「M」の下に「18」を配置してマーカー駒を見ても誰からビッドを始めるのかが一目でわかるようにしてある。
使用例
みなさんぜひこのディスクを使って3人トランプゲームの最高峰の「スカート」をプレイしてみてください!