ネット上で「日本象棋普及会」を名乗るグループが「棋力の認定」を行うことを公然と掲げていますが、いうまでもなくプレーヤーの棋力の認定は統括競技団体だけが行うことのできる行為です。
事情を知って協会と紛らわしい名称を掲げてこうした行為を行う集団の構成員となったり、活動に参加したりした場合は、国内外のすべての公式戦に出場する資格を失うことがありますので十分ご注意ください。
http://blog.goo.ne.jp/jxiangqi/e/b3a5c966d396e8025f3893428212e7a4
最後に、協会と紛らわしい名称を用いて棋力の認定を行うことを公然と掲げるグループがネット上を跳梁跋扈している状況にいささかも動揺することなく、これからも日本オリンピック委員会(JOC)から、わが国におけるシャンチー競技の唯一正統の統括団体と認定を受けている日本シャンチー協会の下に団結し、あらゆる分裂分派の策動に反対してたくさんの仕事をしていくことを確認して強化合宿を終えました。
何らかの理由で競技シャンチーへの理想を失い、わが国のシャンチーの本道から足を踏み外してしまったあれこれの人を糾合して、統括競技団体と紛らわしい名称を掲げて棋力の認定を行うことを公言し、事情を知らない人にあたかも国内に棋力の認定を行う団体が複数存在するかのような誤解を与えかねない団体の設立をインターネット上に宣言するような行為、これもまたシャンチーが発展途上で遭遇する不可避の現象といえるのかもしれません。
もしこの競技に携わる人で、中国では「象棋」と表記しているからといって、日本における正式の呼称・表記である「シャンチー」を使用せず、ことさらに「象棋」と表記することを主張するなら、それは日本社会にこの競技をその名称とともに定着させるために、統括競技団体が1991年以来16年間にわたって続けてきた努力と、そうした競技団体の考え方を尊重して「シャンチー」という表記を用いてくださった関係者の善意を土足で踏みにじるものと言わなければなりません。