とっぱ(十八、十ッ八)
石見氏が現地調査報告を発表して以来、ほとんど情報のなかった北海道で遊ばれているという「とっぱ(十八)」ですが、
北海道出身の友人より今でも北海道では(札幌、旭川、函館あたりではかなり普通に)遊ばれているとのお話を聞き、
技法を教えていただきましたので報告いたします。
三人で遊ぶのが「馬鹿(バカ)」、二人で遊ぶのが「十八(とっぱ)」だそうです。
- 馬鹿(バカ)
- 3人専用、手七、場六。
- 配り方 3、3、3、2(場)、4、4、4、4(場)で配る。
- 途中で役ができても山札が尽きるまでプレイを行い得点の清算を行う。
- 基本、3人で親を順に交代して3セットで1ゲーム。
- 札点‥光札は20点、種札10点、短札5点で80点基準の±で点数のやりとりを行って行きます。
- 役
- 雨四光‥1役
- 四光‥2役
- 五光‥3役
- 猪鹿蝶‥1役
- スガワラ(赤短)‥1役
- 青短‥1役
- 七短‥雨なし2役、雨入り1役、七短を超えた場合、短札1枚増す毎に+1役となる。
- 素十‥1役、カス10枚超えた場合、カス札1枚増す毎に+1役となる。
- フケ役‥とった点数が25点以下だと「フケ役」で80点(4役)を二人からもらえる。
- 1役=20点扱いで得点清算をする。
- 雨札‥全ての雨札は短札として数える事が可能なので、強い。
- 雨のカス札(化け札)は短として数えたあとカス札として数えることもできる。
- 3人専用、手七、場六。
- 十八(とっぱ)
- 二人専用、手八、場十(「十八(とっぱ)」の名前の由来になっている)
- 配り方 (?)
- 途中で役ができても山札が尽きるまでプレイを行い得点の清算を行う。
- 基本、先手後手を入れ替えて2セットで1ゲーム。
- 役
- 雨四光‥1役
- 四光‥2役
- 五光‥3役
- 猪鹿蝶‥1役
- 七短‥1役、七短を超えた場合、短札1枚増す毎に+1役となる。
- 素十二‥1役、カス12枚超えた場合、カス札1枚増す毎に+1役となる。
- 雨札‥全ての雨札はカス、短で数える事出来ます。
- 短札10枚,(短札を除く)雨札3枚あるので必ずどちらかに七短役はできることになる。
- 雨のカス札(化け札)は短として数えたあとカス札として数えることもできる。
- 手役の点数をそのままやりとりします。 (札点のやりとりはなし)
- 二人専用、手八、場十(「十八(とっぱ)」の名前の由来になっている)
(参考サイト)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
http://satos318.blogspot.com/2010/09/blog-post.html
アプリソフトを作られたかたもいるようです。
http://satos318.blogspot.com/2010/06/android.html
「猪鹿蝶」と呼ばれる北海道での遊び方のルールもあるようですね。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
パッチ(花札)
北海道ルールでの花札の役について
雨札を含む七短役の扱いについては今回教えていただいたルールと同じ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(追記2013.8.12)
【「ばか」と「とっぱ」】という花札( ルール補足緩募) - Togetter
※このエントリをまとめるにあたり、いろいろ教えていただいたやすやす氏に感謝いたします。