ハーフ・ミゼルカ
ミゼルカの
フルゲーム18ラウンドは長いので、ハーフサイズ(9ラウンド)に改作してみる。
ディーラーになったときに選ぶのは以下の3つのゲーム
(※原ルールではディーラーの左プレイヤーが選択)
- トランプあり
- ノートランプ
- ミゼルカ
これで3×3は9ラウンド。
トランプありのゲームは他の人が既に選んでしまったスートは再び選べないことする。
※4人プレイの場合は
- トランプあり
- ノートランプ
- ミゼルカ
これで3×4は12ラウンド。
トランプありのゲームは他の人が既に選んでしまったスートは再び選べないことする。(は3人と同じ)
◎類似ゲーム(トランプ)
ラウンド(総ディール数)の少ない順
○ミゼリア(4〜6人×2ラウンド=計8〜12ディール)
ミゼリアというゲームもした。シンプルなトリックテイキング。1トリックマイナス1点になるディールとプラス1点になるディールを交互に行う。マイナスになるときはNT.プラスの時はディーラーが切札を決める。
4人ゲーム。40枚、小さい方だったか、大きいほうだったかの数札を抜いたやつでり
https://twitter.com/yhanabata/status/838543498160701440
ミゼリア(トランプ)についてメモ。:6人戦について
・1人がディーラーを2回連続で行い、計12ラウンド行う。
・マストフォローのノートランプ。
・各プレイヤー8枚配り、残りは伏せて脇におく
・前半ラウンドはノートランプで1トリック毎に−1点
(続
・後半ラウンドはディーラーが切り札を指名し、1トリック毎に+1点
・ディーラーの左隣からリードを行う。
https://twitter.com/_yauichi/status/840904292823322628
○ミゼリアン(可能3〜7人:推奨4〜5人×2ラウンド=計8〜10ディール)
[212]
このゲームは、ミゼルカを易しくしたトリベーロを更に易しくしたと言われるミゼリアの改作です。トリックテイキングゲームですが、カードの交換はありません。
人数は3〜7人でできますが、4〜5人が推奨人数です。3人のときは2〜5を抜いた36枚でやりますが、それ以外は52枚の普通のトランプを使います。
最初のディーラーは適当に決めますが、このゲームの特徴はディーラーを連続して2回ずつ務めることです。ディーラーは2回やったら左隣に代わり、ディーラーが一周したらゲームが終わります。つまり1ゲームは人数の2倍のディール数をやることになります。
ディーラーは、カードをシャッフル・カットののち、左隣から1枚ずつ全員が同じ枚数になるように配れるだけ配ります。5人以上の場合はカードが余りますが、それは表にして公開し、そのディールでは使いません。
ディーラーは自分の手札を見て、「プラス」か「マイナス」かを宣言します。プラス宣言の場合は、1トリックが+1点になります。マイナス宣言の場合は、1トリックが−1点になります。マイナス宣言の場合はノートランプですが、プラス宣言の場合はディーラーが自分の手(と配り残し)を見て、切り札を決めます。
どちらにしろ、最初のリードはディーラーの左隣の人です。普通のトリックテイキングゲームプレーをして採点します。
次に同じ人がディーラーになり、同じように進行します。ただし、1ディール目にプラスをやっていれば、2ディール目はマイナスをやらなければならず、1ディール目にマイナスをやっていれば、2ディール目はプラスをやらなければなりません。
http://mixi.jp/view_bbs_comment.pl?comment_number=212&community_id=207561&bbs_id=11516061
[218]
ミゼリアンには「カードの交換はない」とありますが、それは4人の場合です。5人の場合は2枚ウィド―があり、、ディーラーがプラス勝負かマイナス勝負かを決め、プラスの場合は切り札も決めてからウィドーを取り、2枚捨ててからディーラーの左隣のオープニングリードとなります。10ディールで1ゲームです。
6人の場合は4枚ウィドーで同様にします。12ディールで1ゲームです。
7人の場合は3枚ウィドーです。
3人の場合はセミショートパック36枚(2〜5を除く)でやり、6ディールで1ゲームです。
これにより3〜7人でできます。
http://mixi.jp/view_bbs_comment.pl?comment_number=218&community_id=207561&bbs_id=11516061
[219]
212では残ったカードは使わないことになっていますが、残ったカードをディーラーの交換できるウィドとした>218のルール の方が面白いようです。
http://mixi.jp/view_bbs_comment.pl?comment_number=219&community_id=207561&bbs_id=11516061
○トリベーロ(3人限定:3人×4ラウンド=計12ディール)
このゲームは3ディールずつのラウンドを4回行います。各ラウンドの切札は次のようになります。
第1ラウンド: 切札のスートはディールの前にカットして決めます。
第2ラウンド: 切札のスートは交換の前にディーラーが決めます。
第3ラウンド: 切札はありません。
第4ラウンド: 切札はありません。ナロー(Nullo)と呼ばれます。
○ミゼルカ(3人限定:3人×6ラウンド=計18ディール)
このゲームはトリックテイキングゲームです。ディーラーの左隣のプレイヤーは、プレイの前に、プレイの種類を決めることができます。プレイの種類は次の6種類です。
クラブ: クラブを切札にしてプレイします。各プレイヤーはできるだけたくさんトリックを取るようにします。
ハート: ハートを切札にしてプレイします。各プレイヤーはできるだけたくさんトリックを取るようにします。
スペード: スペードを切札にしてプレイします。各プレイヤーはできるだけたくさんトリックを取るようにします。
ダイアモンド: ダイアモンドを切札にしてプレイします。各プレイヤーはできるだけたくさんトリックを取るようにします。
ノートランプ: 切札なしでプレイします。各プレイヤーはできるだけたくさんトリックを取るようにします。
ミゼルカ: 切り札なしでプレイします。各プレイヤーはできるだけトリックを取らないようにします。
ディールごとにディーラーは左隣に移るので、ディールごとにプレイヤーが順番にプレイの種類を決めていくことになります。
ただし、各プレイヤーは自分が今までに選択したプレイの種類をもう一度選択することはできません。したがって、6回目の選択は残ったプレイの種類に自動的に決まることになります。
こうして全部のプレイヤーが6種類のプレイの種類を選択してしまったら(最後のプレイが終わった後)ゲームが終了します。つまり 6 x 3 = 18 ディールでゲーム終了です。
ミゼルカ
[トランプ] ミゼルカ | ゴクラキズム
ミゼルカ - ゲームばっかりやってないで
○バルビュ(4人限定:4人×7ラウンド=計28ディール)
コントラクト(計7種類)
ネガティブ・コントラクト(Negative Contract)(5種)
①ノー・トリック(No Tricks):1トリック取るごとに、取ったプレイヤーにマイナス2点がつきます。 1ディールの合計点数は、マイナス26点です。
②ノー・クイーン(No Queens):クイーンを取ると、マイナス6点となります。1ディールの合計点数は、マイナス24点です。
③ノー・ラスト・ツー(No Last Two):最後のトリックを取るとマイナス20点。最後の1つ前のトリックを取るとマイナス10点となります。1ディールの合計点数は、マイナス30点です。
④ノー・ハート(No Hearts):ハートの各カードがマイナス2点となります。ただし、HAだけはマイナス6点です。1ディールの合計点数は、マイナス30点です。プレイのときの特別ルールがあります:手札がハートばかりのときを除いて、ハートをリードしてはいけません。
⑤ノー・ハートキング(No King of Hearts):HKを取るとマイナス20点になります。1ディールの合計点数は、マイナス20点です。 ノー・ハートのときと同じように、手札がハートばかりのときを除いて、ハートをリードしてはいけません。
ポジティブ・コントラクト(Positive Contract)(2種)
⑥切札(Trump):デクレアラー(ディーラー)が切札を選び、1トリック勝つごとにプラス5点もらえます。1ディールの合計点数は、プラス65点です。
⑦ドミノ(Dominoes): 七ならべ(ファンタン/カードドミノ)と同じようなゲームを行います。最初にあがったプレイヤーはプラス45点、2番目に上がったプレイヤーはプラス20点、3番目に上がったプレイヤーはプラス5点です。最後に残ったプレイヤーはマイナス5点となります。全プレイヤーの合計点数は、プラス65点です。
以上、7つのコントラクトの合計点数は0点になります。ディールが終わると、ディーラーが7つのコントラクトのうちから1つを選びます。このためディーラーのことをデクレアラーとも呼びます。
各プレイヤーは自分が今までに選択したコントラクトをもう1度選択することはできません。
なお、4人のプレイヤーが7つのコントラクトをすべて選択してプレイしてしまったら、ゲームが終了します。つまり、28ディールで1ゲームになります。
バルビュ
Barbu | Board Game | BoardGameGeek
○King
https://www.boardgamegeek.com/boardgame/11581/king
○Canadian Salad
https://www.boardgamegeek.com/boardgame/11631/canadian-salad
○Guillotine
https://www.boardgamegeek.com/boardgame/11629/guillotine
○Jass
https://www.boardgamegeek.com/boardgame/11330/jass
○リフキ
http://gamefarm.jp/rule/rifki.html
◎類似ゲーム(オリジナル)
○銀のタロット
http://ejf.cside.ne.jp/review/silvertarot.html
○Coup d'etat
https://boardgamegeek.com/boardgame/2174/coup-detat
○ドラゴンマスター
http://well-of-souls.com/tower/dmaster.htm
○CardSen$e
https://www.boardgamegeek.com/boardgame/11630/cardsene
○The Dwarf King
https://www.boardgamegeek.com/boardgame/85250/dwarf-king
○Chronicle
https://www.boardgamegeek.com/boardgame/54307/chronicle
フォートリックス(トランプゲーム)
【TTPゲーム賞応募作品】
- タイトル:「フォートリックス」 プレイ人数:3人専用 プレイ時間15〜30分
- kubotaya&アカシア/共作(@kubotaya,@SomaSuper_bg)
- ゲーム概略
- トランプゲームの名作「スリートリックス」の3人用向け決定版です!
- トランプを用いてノートランプ・マストフォローのトリックテイキングゲームを行い3人で13トリック中、4トリックを取ることを目指します。
- ルール詳細
- 使用するカード
- トランプの各スートのA>K>Q>J>10>9>8>7>6(5>4>3>2を除く)36枚
- カードのランク
- 強い ← A>K>Q>J>10>9>8>7>6 → 弱い
- 適当な方法でディーラーを決めます。ディーラーはカードをよく切り混ぜて、全員に手札が12枚になるように配ります。
- ディーラーの左隣の人が手札から1枚、好きなカードを出します。これをリードといいます。
- 時計回りの順番で全員、リードされたカードと同じスートのカード(なければ他のスートのカードを出せますが、カードのランクが強くてもリードのスートのカードよりも弱いカードとみなされます)を手札から出します。3人ともカードを出したら、リードしたスートの中で一番強いランクのカードを出した人がこのトリックの勝ちとなります。このトリックで出された3枚のカードをまとめてから伏せて、勝った人の前に置きます。ここまでが1トリックです。
- 前のトリックで勝った人が次トリックのリードをします。同じようにカードを出していって、12トリック終えたら採点します。但し最後の12トリック目に勝つと2トリック分勝ったという扱いになります。
- ディーラーを左隣に替えて、次のディールとなります。このようにして予め決めておいた3の倍数のディール数(3ディール,6ディール、9ディールなど)を行い、合計点の多い人が最終的な勝者です。
- 1ディールごとの採点
- 0トリック ‥ −5点
- 1トリック ‥ +1点
- 2トリック ‥ +3点
- 3トリック ‥ +6点
- 4トリック ‥ +10点
- 5トリック ‥ −5点
- 6トリック ‥ −6点
- 7トリック ‥ −7点
- 8トリック ‥ −8点
- 9トリック ‥ −9点
- 10トリック ‥ −10点
- 11トリック ‥ −11点
- 12トリック ‥ −12点
- 13トリック ‥ −13点
- 4トリック勝つのが最高点です。
- 使用するカード
※応募した後に同じタイトルのトランプゲームを見つけてしまいした。(スイマセン)
【トランプ】No.3 フォー・トリックス
Trick Taking Partyゲーム賞
TTP賞ルール集 - Google ドライブ
Trick Taking Partyゲーム賞まとめ - Togetter
Trick Taking Partyゲーム賞2017関連ツイートまとめ - Togetter
[非公式] #TTP賞 2017 応募作まとめ - Togetter
Trick Taking Partyゲーム賞2017応募作品の感想などなど - Togetter
ブロックゲーム(ドミノ)
先日、子供達とドミノでブロックゲームをやって面白かった。
チキンフット風味のブロックゲームが浮かんだのでチョイメモ。(今度やる)
- 人数
- 4人(個人戦)
- 使用ドミノ
- W6
- 準備
- 牌を7枚づつ各自とる
- スタート牌
- 1ラウンド目は6-6牌を持っている人から
- 以下2ラウンド目は5-5牌,‥6ランド目は1-1牌で全6ラウンド
- プレイ
- 通常のブロックゲームと同じ。出せれば出す。出せなければパス。
- 誰かが全ての手牌を出し切ったところでラウンド終了(上がり)。
- ブロックしてしまい誰も出せなくなってもラウンド終了(上がりなし)。
- 得失点
- 上がった人に+10点
- 上がれなかかった人は残った目の数だけ-点
- 但し0-0牌が残って持っていると-20点とカウントする。
- 6ラウンドの合計点で順位を決める。
トリックテイクについてオススメのゲーム(まとめ+@)
この記事は「ボドゲ紹介02 Advent Calendar 2016」の13日目のエントリです。
www.adventar.org
トリテAdvent Calendar 2016での一連のやういちさん(@_yauichi)の記事が素晴らしい!ですね!
紹介されているゲームのタイトルをリストしますのでぜひエントリをご参照ください。
yau-ichi.hatenablog.com
①ブラックレディー
②パリティ
③スリートリックス
④ルー
⑤クレッシェンド
yau-ichi.hatenablog.com
①フォッペン
②シュテッヒルン
③ウィザード
④ペッパー
⑤スキャン
yau-ichi.hatenablog.com
①ティンダハン
②サークル(ミスティクス)
③PALA(パーラ)
④ジキルとハイド
⑤ウィザードエクストリーム(七つの印)
⑥ヴァス・シュティッヒ
⑦トリックマイスター
⑧42(ドミノ)
⑨打天九(天九牌)
⑩うんすんかるた
これらのゲームをプレイすればトリテの魅力を十分堪能できると思いますが
リストに上がっていない私の好きなトリテも紹介しておきますね。
トランプ編
①オーヘル
オーヘル
トランプで行う、何トリック勝てるかどうかを的中させるタイプの基本ゲーム。
ウィザードとジェスターの無いウィザードカードゲームですね。
②コンファメーション
コンファメーション(ルールの紹介) - くぼた屋日記
何トリック勝てるかを出さないカードのランクで示すゲーム。
トリテのゲームは何トリック勝てるかをぴったり当てるようなゲームが多いですね。
③ナインティナイン
とりあえずゲームで! 99ナインティナイン
中級者向けのゲームですが、こちらもしつこく何トリック勝てるかを当てるゲームです。
こちらはプレイの最初に使わないカードを決めそのスートにより何トリックを
勝てるかどうかを表現するのですが、やってみると抜くカードと勝てる数のバランスが
いつも絶妙になり悶絶できます(笑)
④キャンセレーションブラックレディ
キャンセレーションブラックレディー - ゲームばっかりやってないで
ブラックレディをプレイ出来る人が、7~8人以上集まったらぜひプレイしてみてください。
きっといままでプレイした中で、一番おもしろいと思えるトリテゲームになりますよ。
⑤アゴニーアント
Agony Aunt(アゴニーアント) - ゲームばっかりやってないで
トリックを取ったら駄目な系ゲーム。なんで勝ちたいときには勝てなくて
負けたい時には勝ってしまうのでしょうね。
ATT(Anti Trump Trick-taking games)編
①スカルキング
スカルキング
こちらもしつこく何トリック勝てるかを当てる系。
特殊札の枚数、役割が増えウィザードカードゲームよりパーティゲーム寄りになっています。
②ボトルインプ(壺の悪魔)
http://sgrk.blog53.fc2.com/blog-entry-2156.html:Title
現在、入手が困難なようですが、トリテで「壺の悪魔」に取り憑かれることが
見事に表現されています。どんどん話題にして再版してもらいましょう!
③ハットトリック
とりあえずゲームで! ハットトリック
取ったスートの枚数や種類によりカードの点数がプラスになったりするタイプも多いですね。
その中では結構素直(笑)なほうのゲームだと思います。
④ダビデとゴリアテ
ゲーム紹介:ダビデとゴリアテ / David & Goliath 高円寺0分すごろくや
これも取ったスートの枚数によりカードの点数が変化するゲーム。
但し点数がマイナスになることはないので初心者には優しいです。
⑤ポテトマン
海長とオビ湾のカジノロワイヤル 紹介:ポテトマン
トリテ警察案件ですが、ノットマストフォローのシステムが面白かったので
⑤番目にいれておきます。
衝撃の「ウルティ」
この記事は「Trick-taking games Advent Calendar 2016」12/7のエントリーとなります。
今年プレイしたトリックテイキングゲームの中では「ウルティ」というトランプゲームが一番印象に残りましたのでその感想をトリテアドベントカレンダーの記事にさせていただきます。
「ウルティ」というゲームが面白そうであることを知ったのはゴクラクテンさんの「ウルティ」の紹介記事を読んだことがきっかけであったと思います。
「トランプゲーム大全」の巻末にも著者である赤桐さんのお薦めゲームリストにも載っているゲームだそうで、これはもうプレイしてみるしかありません。「トランプゲーム大全」はもちろん持っています(笑)。
「トランプゲーム大全」でルールを確認したところ、3人用で通常のトランプから2〜6を抜いた32枚を使うところは「スカート」等と同じ普通の流れでしたが、その後はいろいろ異なります。ルールの詳細はゲームファームを参照していただくとして、カードのプレイは「マストフォロー」は当然ですが「マストウイン」でさらに「マストラフ」となっていました。このルールは前に「シュナプセン」等でも経験がありますので、この時点ではそんなに驚いたりはしませんでした。
ルールを読んでいて面白かったところは、「コントラ」に関するルールのところで
ディフェンダー側のプレイヤー(ソロイスト以外の2人)のどちらでも、最初のトリックのプレイを行うと同時に、コントラ(kontra)を宣言することができます。コントラがかけられると、それに対するゲームポイントが2倍になります。
コントラに対して、ソロイストは、第2トリックのプレイを行う時に、レコントラ(rekontra)を宣言する事ができます。ゲームポイントは4倍になります。
ディフェンダー側はレコントラに対して、スブコントラ(szubkontra)をかけることができます。スブコントラはゲームポイントを8倍にします。 そのあと、ヒルスコントラ(hirskontra =16倍)、モルドコントラ(mordkontra=32倍)、フェダクサリ(fedáksári=64倍)と続けることもできます。
レコントラ位まではよくある話ですが、それ以上の部分は金でも賭けてプレイしなければ、ここまでエキサイトすることはあるまいと思いましたw
その他のルールとして、ゲームのタイトルにもなっている「ウルティ」という「最後のトリックに切札の7を出して、勝つ宣言」やビッドの最中に2枚のウィドウ(場にある残ったカード)と手札を交換してだんだんと手札が改善されて上位のビッドができるようになる面白さなどなど、みるべきところのたいへん多いゲームです。
プレイはトリテ慣れしている3名で行いました。慣れているにも関わらずこの直前にプレイした「ミットレールヤス」の影響でリボーク頻発で(苦笑)でした。またプレイする中でビッドの時に捨てるカードの中に不要であっても「ハート」のカードや「K」や「Q」を含めて入れることは危険であることを身をもって体験しました。
この記事の「衝撃」というタイトルがついている部分はプレイの中で「ベトリ」という全トリック負けるという宣言でプレイされた時のことです。「全トリック負ける」というのは他のトランプゲームでも「ヌル」とか「ミゼール」などと呼ばれよくあるルールですが、「ウルティ」では「マストウィン」というルールがあるので、お互いに負けるカードを持っているのに勝つカードを出さざるを得ないのです!!。通常のゲームの負けやすい手札としてはあるスートのローカードだけとか長いスートでハイカードがあってもローカードを持っているときは比較的安全です。「ウルティ」の場合はハイカードを1枚持っているだけでビッドは厳しい状態なのです。ただそんなにローカードだけが手札にくるなんてことはありえないので、プレイしてみると案外ミドルカードも敵の持ってるハイカードでマストウィンなので勝ってもらえることがわかります。もう、どんな時に「ベトリ」をビッドすればよいのかわけがわかりません。この「マストウィン」と「ベトリ」が組合さったときの予想もしていなかったわけのわからなさが今年遊んだトリテの中で一番印象に残った衝撃的な出来事でした。(おわり)
「モノトリテ」カードゲームの紹介
この記事は「ボドゲ紹介02 Advent Calendar 2016」の1日目のエントリです。
www.adventar.org
今年の9月にやういち(@_yauichi)さんがブログで
yau-ichi.hatenablog.com
「モノ-トリテ」というジャンルの名称を提案していましたが
「モノトリテ」で検索しても全然引っかかってこないのでw
「モノトリテ」という呼び方を定着させようとエントリを起こしてみました。
「モノトリテ」というカードゲームは「スート」のない「トリックテイキングゲーム」を指してはいるのですが、元々「トリックテイキングゲーム」は「スート」の概念が必要であるというのがトリテ警察の指導であるので「モノトリテ」という名前は自己矛盾しているのかもしれません。
「モノトリテ」系の作品の中には良作も多く
最近日本語版が発売された「ぶくぶく」
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安定した評価(普通w)の「ヤギ戦争」
Ziegen kriegen: AMIGO - Kartenspiel
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いろいろなタイトルでリメイクされている名作「綱わたり」
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- 発売日: 2010/10
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日本語版化もされリメイク版も出ている「リトルデビル」
- 出版社/メーカー: アークライト
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新定番と言ってよい「5本のキュウリ」
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カードデザインの美しい「プラムの法則」
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「ヤギ戦争」の続編の「ヤギの愛」
Nur die Ziege zählt: AMIGO - Kartenspiel
- 出版社/メーカー: Amigo Spiel + Freizeit
- 発売日: 2009/01
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などなど、どれを取ってもおすすめで外れはないかと思います。
「マストフォロー」や「リボーク」とは無縁で、ルール違反のプレーで
ゲームが壊れることがなく、その辺の心配はいらないので
初めての方でも「モノトリテ」のゲームはストレスなくプレイことができますね。
まだ空きのある、こちらカレンダーのネタでも良かったのですが
www.adventar.org
トリテでないものをトリテと言ってトリテ警察に目をつけられると困りますので
こちらでこっそり書かせていただきました。
(追記)
やういちさんのブログに記事が追加されたのでリンクします。
yau-ichi.hatenablog.com